2017年01月08日

涙〜レジェンドSHUNSUKEへの手紙〜


中村俊輔 ジュビロ磐田への完全移籍


以前の記事で「パンゾーの退団は序章に過ぎないのか?」と書いたのはまだ最近のこと・・・。
そして2017年1月8日。
それがまさに真実になったことが正式に告げられる・・・。

他にもファビオや哲也などの移籍など・・・。
多くの移籍情報メールがマリサポのメールアドレスへ向かって飛び交う日々。


ここからの内容は自分の憶測と勝手な妄想が多分に含まれる。開き直った言い方をして申し訳ないけど、Blogっていうのはそもそも個人的な意見や感想、実体験を吐露するモッシュピットゾーンみたいなところ。そういう「開き直りのメンタル」がないと「何故、マリノスのブログが読みたいのに、道頓堀でのグルメレポや博多で食べたモツ焼きのレポートを聞かねばならない!しかも、マリノスとは関係ない「【ロードバイク旅行記】自宅から乗鞍岳自走」のレポートを書こうとしているのか!」と言われたときに「やってられません・・・(『ヒミズ』風)」ってことになってしまう。


多くのマリサポは疑うことなく、俊輔の未来についての想いを色々と馳せていた・・・。

中村俊輔のニッパツ&日産スタジアムでの引退試合の開催。
歴代マリノスチーム vs 歴代日本代表チーム vs 引退時のマリノスチームでの三つ巴の対戦。

叶わぬ夢になってしまった・・・。

私の初めてのユニ購入(15000円程度)。
「中村俊輔の他チームへの国内移籍はまず考えられないから来年以降も着れる「SHUNSUKE」ユニを買おう。」

そんな想い少なからずあったのは確かだ。

実際、日産スタジアムでマリサポが着ているユニを気にしたことはあるだろうか?
見渡せば、ほら。圧倒的な10番(あるいは旧25番)の多さ。例えば今「9番YAJIMA」を見たときに「懐かしい選手だ。今日はラッキーなことが起きるかも」と思うかもしれないが「SHUNSUKE背番号10(あるいは旧背番号25)」を見ても「いつものことね」と言うふうになる。アウェイに行っても、他サポからも「背番号23?17?誰だっけ?(経験談です)」と起こることもなく、「背番号10。シュンスケね!」と思われていたはず。


「物語は予定調和ではないんでね。」by 猪瀬直樹

マリノスの件とは関係ないが、以前サンデージャポンに出演していた猪瀬さんが語った言葉。
都知事をふとした事件で失脚した人物だけに言葉に重みがあった。
今回の中村俊輔の物語。確かに予定調和ではなかった。
マリサポの想像はあくまで希望を描いた幻想に過ぎず、物語は想像を超えて遥かにヘビーだった・・・。


年末の天皇杯準決勝で敗退し、神奈川新聞(カナコロ)での「中村俊輔のジュビロ磐田への移籍報道」があった時、カナコロは信頼のおけるメディアだが、まだ信じられない、信じたくない想いもあった。
しかし全国紙でも移籍情報がポロポロと出始め、その度に多くのサポーターの瞼からもポロポロと涙が溢れていった・・・。

そして結果論かつ憶測ではあるが、
恐らく一部のコアマリサポは、今回の移籍の真偽/現実的な可能性を早い段階で知っていたと思う。

振り返れば
「何故あの段階で急にあのような横断幕を出したのか?」
「何故あれだけの多くのサポーターが年末の忙しい時に、長居に集まったのか?有名ブロガーさんやtwitterで多くのフォロワー数を抱えるブロガーさんが長居に駆けつけていた・・・。」

全てのことが腑に落ちる。

私みたいな「ゆるサポ」は、「俊輔の移籍報道はメディアのPV数を稼ぐためのレトリックに過ぎない」と思っていた(正確に言えばそういう願望を持っていた)

ある人は私に語った。
シュンスケのいないマリノスはアンコのない月餅なの。もっと過激に表現するならキダモティフォのいないtricotと同じよ。」

月餅は皮も美味しいからともかく、キダモティフォのいないtricotってもうバンドとしての形を失っていると思った。モティフォが脱退したtricotはどうすればいいんだ?


俊輔の移籍に関しては色んな意見があると思う。

時間が経つと意見も感情も変わってくるかもしれないが・・・
とにかく今は・・・
ただ、ただ寂しい。

チャットモンチーからクミコンが脱退した時よりも大きな衝撃。
フジファブリックで志村さんがいなくなった時のような寂寥感すらある。
ただ、どんな歴史上の例えを用いたとしても今回の移籍は表現し切れない。
むしろ今回の移籍は、「今後起こる様々な業界のプレイヤー移籍や脱退」で引用される事例になるだろう・・・。


私は中村俊輔という選手を大変リスペクトしている(それこそ、NUMBER GIRLがeastern youthをリスペクトするように・・・)。俊輔の魅力、それは卓越した技術、サッカー頭脳、トップアスリートとしてのメンタルは勿論だが、何より(恐らく移籍の背景になった)人間臭さこそが最大の魅力なのだ。

大抵の人はシュンスケの魅力・好きなプレーはFK(フリーキック)だと答えるだろう。
確かに世界一級品のフリーキック。勿論、私も好きだ。

でも、私にはこれに劣らず好きなプレーがある。
「俊輔のスライディング」だ。

俊輔はボールを奪われると、かなりの高確率で相手に対してスライディングをして取り返す場面が多かったと思う。他の選手と比較すると突出していた。しかしスライディングはリスクのあるプレーだ。相手が倒れて怪我をする恐れもある。それでも奪う。あれだけ世界・日本でも稀有なプレイヤーで、頭脳系サッカー選手なのに「必ず奪う」という気迫に溢れている。

「負けない。負けたくない。勝利への渇望」

「勝ちたい気持ちがありあまる」
いや、むしろ「ありあまる」どころか「常に渇望」しているようにも見えた。

このメンタルこそ中村俊輔。

だからこそ・・・理解できる・・・。

シュンスケは「(退団メッセージを引用すると)魂であるサッカーと現役を退くその最後の瞬間まで、真摯に、そしてなによりも喜びと楽しさを持って向き合うため」に闘っているのだと。

あらゆるリスクも厭わず。ただ、ただ真摯に。


移籍は寂しいが、人生は続く。
中村俊輔も我々マリサポも。

「途方」に暮れてる場合ではない。
「寂しい」だけでは前に進めない。
「さよなら」を告げなければならない。
「これから」を押し進めないといけない。


どの選手に対しても思うことだが、
「俊輔には移籍先で活躍してほしい(ただしマリノス戦以外で)」

一度、組織を去った経験がある人はわかると思うが、仕事の場を移すというのは大変勇気のいる決断である。


特に俊輔に限って言えば、個人の活動場所(家族、生活、チームなど)を変えることに悩んだだけではなく、我々のようなファンサポーターやメディアが意図せず作り上げてしまった「中村俊輔はマリノスの象徴」という像があるがゆえに、本人を必要以上に悩ませてしまったかもしれない。

「決めて断つ」と書いて「決断」。
勇気がいることであり敬意に値する。


ただ残されたメンバーは、俊輔からのスピリッツを表現しないといけない。
それは彼が去った今ある数少ない希望の灯火であり、おそらく残留する若手、キー坊やアマジュンや前ちゃん達にはできると信じている。

俊輔が最後に示した「自己の魂を追求することの重要性」。
最後に大きなことを学んだ。

偉大なフットボーラー、レジェンド中村俊輔。

勿論、ハイスタンダードがエアジャムで「俺らはまだレジェンドになりたくない(パンクミュージック現役続行だ!)」と言ったのと同じように、俊輔もそれを望んでないだろう。でもマリノスでの選手生活にピリオドを打った今だからこそ「レジェンドだった・・・」とそう言い残しておきたい。



今、心にあるのは・・
「圧倒的な寂しさ」
そして・・・
何とか声に出したい。
「感謝」

もしかしたら批判的なサポもいると思うが、私はあえて言おうと思う。
最後に、本当に最後になってしまうが、次の言葉で今までの感謝と未来のエールを伝えたい・・・。

シュンスケナカムラー シュンスケナカムラー 俺らの誇りウールトラレフティ シュンスケナカムラー

シュンスケナカムラー シュンスケナカムラー 俺らの誇りウールトラレフティ シュンスケナカムラー

シュンスケナカムラー シュンスケナカムラー 俺らの誇りウールトラレフティ シュンスケナカムラー


Bc94mPSCMAE4aR3.jpg

Bc4Vy2YCYAASrh9.jpg
思い出の一枚。2013年天皇杯優勝時。
リーグは取れなかったが、全ての過程が積み重なって取れたタイトル。
キャプテン俊輔に感謝。
また、意図せず2013年の惜敗にとらわれることは今回の俊輔の退団で終わり告げることになったと思う・・・。
そして2017年。マリノスはどんな戦いを見せるのか?

↑記事に「いいね」を押していただける方は是非クリックをお願いいたします(・ω・)
posted by ファンキー太郎 at 18:09| Comment(2) | レジェンドからの強烈な縦パス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月15日

PANZOO NIGHT〜マリノスナイトvol.3参戦記録〜


言いたいことがありすぎて脳内が思考停止する。それは文章能力がないことの言い訳かもしれないけど、今まさにそんな感じだ。
マリノスナイトvol.3
詳細なレビュー等々を書こうかと思ったけど、そこはツイッターで報告してくれた熱心なマリサポや公式サイトに任せたい。

ここから先は、単なる個人的な「心の揺れ」の記録。

パンゾーへの想いはここ最近のブログやツイッターでもつらつらと書いてきた。争いを避けたい性格なのに「フロントに怒り」と表現してしまった記事は、マリサポ視点で吹田スタジアムを紹介した記事の次に読まれた記事になっている。

個人的にもパンゾーの写真を軸としたVJも作り、知人の結婚式で勝手に流すというチョット行き過ぎた行動にも出ている。


前回マリノスナイトに参加したのは、1回目の2014年。当時はDJをやっている友人と一緒にいくというライトなノリだった。言ってしまえば、僕らはライトな兄弟だった。そこで衝撃を受ける。

パンゾーのDJプレーが凄いのだ。勿論、その前にフロアを揺らしてたのが、割となんちゃって感があったヒョウちゃんや(個人的には好きなんだが)ディープハウス系で何故か攻めてきたIMALUが比較例だったことがあるかもしれない。私もPCDJは少し使える程度には分かるので手元でかなりエフェクトを使っていることにも気付き、当時のツイートを見返すと「パンゾーの身体からBEATが出ている」と表現していた。

昨年は行けず今年は何とか参加。勿論昨年は、今のような状況は想像すらしてなかった。いや、正確に表現するのであれば「想像できなかった」わけではなく、「想像したくなかった」のだ。

比較対象が2年前になってしまうが、パンゾーのDJのプレーにはキレはなかった。ミックス時のビートズレもあり、サッカーでもミスが少ない選手なのに珍しいなと思った。

目の前のオーディエンスは泣いていた。ここは推測だが、パンゾー自体も泣いていたのでないか?涙で手元が見えなかったのではなかろうか?野球に例えると、新庄剛志や清原和博のラストバッターボックスのような感じだ。最早正確なビートがなくても、伝わってくるものはあった。暴走した時のandymoriの小山田君は本当に美しいと思うけど、それに近い感情さえ持った。

この日は、状況が状況なだけにトークが多くなると予想していたけど、思いのほかトークは少なかった。選曲も含めて手堅い構成だった。

そんな数少ないトークで、今回のパンゾーの契約非更新が戦力外通告だったことが語られる。マチは大泣きしたと語り、最終節の浦和レッズ戦には多くのサポーターが集まり、泣いた。

「自分のために、いろんな人が涙を流してくれたのを見ると、自分のやってきたことは間違いじゃなかったと思う。」

と語ったパンゾー。

イベントでは、次のようにも語った。

「今までチームを去る選手を多く見てきたけど、(こういうイベントで)こんな暖かく送ってもらえる選手は他にいなかったと思う。いいのかな。」

私自身もサッカー選手ではないが、戦力外通告を受けた経験がある。そのとき、ある組織から去ることになったのだが、暖かく送られることは全くなかった(泣)。それは自分のツイッターのヒッピーな言動を見てると納得できる(笑)。

そして、それと同じくらいパンゾーが「暖かく見送られる」、というよりは「もう引き留めたい。フロントに怒りを。」という切なる想いを持つマリサポが多くいることも納得できる。

それはマリノスナイトでも証明された。戦力外通告を受けた選手が、契約にはないイベントでフロア揺らすだろうか。これは、プロだからというより、小林祐三の人間性によるものだ。

まだ、振り返りたくはない。
何故ならまだ終わってないからだ。
ファビオやカイケのことについてはコメントしない。諸事情はわからないし、元旦まで今いるメンバーで闘うことしか頭にない。
再び頂点へ・・・。





↑記事に「いいね」を押していただける方は是非クリックをお願いいたします(・ω・)
posted by ファンキー太郎 at 04:48| Comment(0) | レジェンドからの強烈な縦パス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月17日

「お前は俺らの星だからさ。吉川でも応援してるやつはいるから。」

「下手くそは、努力と創意工夫で壁を越えろ。

「6時半に起床して夜は10時半に就寝」

「毎日欠かさず練習後のジョギング。居残りでキックの反復練習。」

「たまに出席する年末の納会には、決まって端の席に座りスタッフに囲まれながらお茶を飲んでいる。」


中澤佑二/『下手くそ』『自分を動かす言葉』より



「Mr.ストイック」



ユニこそ持っていないが、中澤佑二を本当に尊敬している。

同じ埼玉出身で横浜在住ってこともある。そう埼玉の星は、ぱるるやACIDMANだけじゃない。


サッカーはプロになるまでの環境が極めて重要な要素になるスポーツだが、

ユース所属でも全国区の強豪校出身でもない中澤佑二は決して恵まれた環境にいたわけではない。

それでも日本を代表するDFに成長し、次節J1通算500試合を迎えることができる「鉄人」になれたのは、

「他の選手を圧倒する強さ」を持っていたからだ。


それは言葉にすると簡単だが、「強い信念とストイックな姿勢」であろう。


もしかしたら佑二を「下手クソの皮を被った天才」だと批評する人もいるかもしれない。

「芸人の皮を被ったインテリ」爆笑問題の太田光のみたいとか・・・。

もしくは「可愛くありません。モテません。」とブログで主張する山崎あおいのようだと・・・。

(サイン会で実際に会いましたが、普通に可愛いです。絶対モテます。)


しかし、いずれにせよ佑二はサッカー選手になるには難しい環境にいたのは事実であり

その逆境でも輝くために、強固な意志によって自己研鑽を繰り返してきたのは間違いない


ジャンル問わずプロは皆、努力している。

同じ埼玉の星で比類なき才能を魅せつける「 ACIDMAN」でさえ

「俺らは下手くそ。8時間スタジオが当たり前(体操)だった」と語っている。


佑二並みの努力をしてれば必ず成功できるとは限らないが、

今日の佑二のパフォーマンスを支えるのは、徹底されたストイックな自己研鑽に他ならない。

その姿勢を20年以上貫き進化させ続けてきたのだ。



「生き方が芝居に出る」と語ったのは故人・高倉健だが、


「プレーに生き方が現れる」

そんなことを感じられる数少ないエモーショナルなプレイヤーだ、中澤佑二は。


その一瞬一瞬のプレーを見て我々は何を想うか?

「佑二は俺らの星」と思うのは、何も彼の地元、埼玉県吉川市の友人たちだけではない。

佑二からの「強烈な生き方」という光を魅せつけられた私みたいなマリサポも

「佑二はオレらマリサポの星」と強くそう思う。


中澤佑二のプレーから何を感じるだろうか?


一つ一つのロングボールをヘッドで弾き返す姿を見るたびに

彼の今までサッカー人生のストイックさが後光として煌めいて見え

我々のハートは撃ち抜かれる・・・。



言葉ではなく、プレーで表現し続ける。


それがフットボーラーだ。



「臆病にならず、失敗を恐れず、全力で転ぶ」





10月17日14:00 KICK OFF

ヴィッセル神戸戦@日産スタジアム

歴史を作り続けるプレーを見逃すな。


PRIDE OF TRICOLORE


↑記事に「いいね」を押していただける方は是非クリックをお願いいたします(・ω・)。Let's funky!!


posted by ファンキー太郎 at 09:54| Comment(0) | レジェンドからの強烈な縦パス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする